二ホンミツバチの採蜜
9月になったので半年かけて育った二ホンミツバチの採蜜を行いました。
初めて行ったのですが、意外とサクサクできました。
断面ドン!
おー、良いですね。蜜がしっかり詰まってる。
備忘録的に順番にやり方を説明してきます。
元々はこの重箱に入っていました。
重箱のガムテープの封を取り払って、天板のビスをインパクトで外しました。
内蓋のスリットから蜂がちょろちょろ出てきていますね。
蜂
刃を通すと沢山蜂が死にそうなので、メリメリっと力づくで内蓋を開けました。オラ!
内蓋撤去。(この後、今までの天井2重蓋式から、天井すのこ式に変えました。ネットでよくおすすめされてる方式)
あまり貯蜜が少ないときに採るのは良くなさそうなので、見た感じぎっしり貯蜜されてて安心。怯えている優しい蜂たち。
作業するのに危険なので蜜蜂に退避してもらいました。使用したのはAmazonで2000円で買った冷風のみのバッテリタイプドライヤー。超便利。しかしこのドライヤー、すぐ調子悪くなりました。有線の物の方が動作が安定すると思います。
上から風をかけることで蜂が下に移動します。
次に台所にあったパン切り包丁を持ってきて、上から1段目と2段目を切り離しました。
最初だけバールのようなもので隙間を開けて、それからパン切り包丁でサクサク切っていきます。
サクサク
そして切断ドン!
Amazonで買ったでかいタッパーに重箱ごと入れます。
垂れ蜜をとります。(垂れる蜜のこと)
蜜が垂れたとき、箱の外側の汚れた部分が蜜に直接触れないように、底に100均で買った食器乾燥トレー?を置きます。垂れた蜜がトレーにもあんまり付かないように、底部は肉抜きして接地面積を減らしています。見えないところで私は微妙な工夫しているんだね。
刃についた蜜を巣門の前に置くと即蜂が舐めに来ます。
巣に刃をサーっと入れて、蜜が垂れるのを待ちます。蜂を全部取り払うのが大変でした。
密閉させて一晩。
垂れた蜜や、絞った蜜をAmazonで買った蜜濾し器にかけて、Amazonで買ったエコペールという生ごみ処理用の密閉容器にいれました(未使用なので綺麗です、洗浄もしました)。これは便利で密閉できるし、下のバルブから蜜をだせる。(Amazon大好きです)
絞った巣は蜜ろうにしました。
糖度がはじめ77°と低めなので、上の写真のようにキッチンペーパー?と蓋の間にカインズホームセンターで買った除湿材を入れました。水気をとって糖度アップ。一日0.5°ずつくらい上がってます。(糖度計はAmazonで買いました)
糖度が79度未満だと、徐々に発酵してしまうそうです。(久志富士男氏の著書より)
味が変わって蜜ではなくなってしまうらしい。
除湿材を使うか、砂糖混ぜるか、加熱して水気を飛ばすか、たぶん色々方法はあるのですが、
はちみつの風味を損なわないように除湿材作戦でいきました。
以上が、初めての二ホンミツバチの採蜜でした。
たべてみた味は、今まで食べたことないはちみつの味でした。甜茶を濃くして、シソの風味をやや入れたような不思議な感じ。
神奈川県の割と住宅地よりな地域なのですが、しっかりと蜜が採れるんですね。驚き。
採蜜にあたって何匹か蜂が犠牲になってしまうのが、少し心苦しいところ。まあ、虫だから。しょうがないよ。家賃の請求だと思ってほしい。
ネットで調べてて今回の採蜜の改善点は、
・もっと早朝に行った方が良い。
朝の方が、ミツバチもハチミツ使い初めて間もないので良い品質の蜜が取れるらしい
・垂れ蜜と絞り蜜は分けてもよい
今回は垂れ蜜と絞り蜜を一緒の容器に入れたので違いを楽しめなかった
でもまあだいたい成功だと思いました。